平素は辻義塾の療育活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
表題の件につきまして、利用者・保護者様にご報告申し上げます。

辻義塾では開設以来、利用者様の調理スキル、コミュニケーションスキルの向上、及び学校や部活終了後でもご利用いただけるよう、活動の一環として夕食の調理・食事提供を行っておりました。しかし、近年のコロナ禍において感染予防対策として、夕食の調理・食事提供中止を余儀なくされ、また県内の感染状況を踏まえ、これまで再開延期を繰り返しておりました。

この期間中、事業所内で、療育としての夕食の調理と提供の在り方について会議を重ねて参りました。その中で、中止の期間が長く続いた現在、利用者・ご家族様、そして当事業所の職員も「夕食提供が無い」生活リズムが定着しているため、夕食提供再開が負担になってしまうことが考えられました。
また、辻義塾卒業生達に利用中の夕食調理と食事提供について聞いてみたところ、「辻義塾の夕食の調理と食事は楽しかったけど、大人数用の調理と自宅での調理とでは全然勝手が違って、あまり役には立たなくて、今は調理はやっていない。」と聞き、改めて辻義塾での夕食の調理と提供の在り方を検討する必要があると考えました。
その結果として、夕食をこれまで通り再開するのではなく、活動内容を下記のようにリニューアルして活動を再開することを決定いたしました。

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記

• 　毎日夕食提供　→　月に数回の定期イベント
• 　大人数の調理　→　1人分を1人で完結させる「一人めし」形式を中心とする

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新しい形として、「一人めし」形式を採用したのは、長期休みに調理技術の向上を目的に実施しました「一人めし」に参加いただいた利用者・ご家族様より「活動のあと、家でも一人で作ることができた」「自分で作ることができ、スキルアップを実感できた」とご好評をいただき、この企画により、利用者様のニーズを再確認することができたことによります。

ここ数年のコロナ渦により様々な制限を受け、辻義塾の調理・食事提供中止もそのひとつでした。この期間中、食事、会話のマナーが大きく変容し、それは今後も続ける必要があるかと考えます。Withコロナ生活をより豊かなものにし、利用者様にご満足いただける療育活動を目指すため、今回の活動リニューアルに至った次第でございます。

今後とも、利用者様の社会生活に向け、様々なスキルアップにつなげられる支援活動に努めて参る所存でございます。引き続き、皆様のご理解ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。