自立を目指した「療育」を
放課後等デイサービスは「療育」を行う施設です。
放課後等デイサービスの制度ができた当初は「療育」と「レスパイト」機能を持つ施設として位置付けられていましたが、法改正により現在は「療育」施設と位置付けされています。
「療育」とは障害児に対し、個々の発達段階や特性に合わせて、将来の自立と社会参加の為の力を育てる支援を行うことを言います。
辻義塾の生徒のほとんどが、高校や養護学校を卒業後、企業や事業所に就労します。
就労の方法は様々ですが、辻義塾では、個々の特性に合った仕事を選び継続して働き続ける力の育成を目的としています。
小さな失敗から、大きな学びを
自立の力を育てるため、私たち支援者は手を出しすぎないよう、あえて見守りに徹する場合もあります。
失敗も貴重な経験とし、なぜ失敗したのか、どうすれば良かったのかを一緒に振り返り、様々な経験を積み重ねていけるよう環境設定を行っています。
- 気持ちのよい挨拶や返事ができる
- 時間に合わせた行動ができる
- 自分から質問や相談ができる
- 指示通りに動くことができる
- 自分の得意不得意がわかり説明できる
- 不得意に対する工夫ができる
- 必要な支援を求めることができる
- ストレスへの対処ができる
生活の質も、大切に
また、QOL(クオリティ オブ ライフ“生活の質”)の向上を図り、自分らしく幸せに暮らしていく力として、様々なライフスキル(生活力)の育成も目的としています。
- 衣食住を保つ
- 健康や清潔を保つ
- 金銭管理
- 時間管理
- 一人で外出
- 対人関係(マナーやルール)
- 適度な余暇
- 地域との関わり
私たち支援者は、ご家族・学校・医療・行政・福祉など、本人をサポートするチームの一員として、各機関と連携し、本人とご家族に寄り添った療育を提供します。
特に、一番の支援者である保護者様とは、目標を同じくする同士として、面談や相談を丁寧に行い、密に連携を取っています。
これらの療育方針を元に、辻義塾では放課後等デイサービスガイドラインに則り、個別支援計画を作成し、日々支援内容を精査しながら、利用者の成長に合わせた療育を提供しています。